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樹脂サイディング 重ね張りリフォーム進行中

  • 田山祐智
  • 2016年7月7日
  • 読了時間: 3分

現在、矢巾のとあるアパート物件にて外壁リフォーム工事を行っております。☆

こちらの物件の大家さんが、以前にブログに書いた樹脂サイディングの記事を見て興味を持って下さり、今回、工事を依頼していただくこととなりました。

ありがたいことです。(-人-)

当然ながら、依頼するにはそれなりの理由があってのことでして…

この通り、窓下のあたりが凍害を起こして剥がれちゃっております。

また、このような状態がここ一ヵ所だけで済んでいるわけもなく、

  • 外壁を手で擦ると粉が落ちてくるチョーキング現象

  • 目地のコーキングがひび割れどころか痩せて切れてしまっている

  • 窓周り(特に窓下)の凍害被害

…と、至る所に傷みが散見される状態でした。

正直なところ、凍害まで起こしているようだと、内側から崩れてくるので もはや塗装を塗り直しても大して期待はできないと思っていいと思います。

ですので、根本的に塗装以外での検討が必要となり、ヤマミチへ樹脂サイディングの相談をしてきていただきました。

うちとしても樹脂サイディングはイチオシの超おすすめの外壁材ですので、こうして知名度が広がるのはうれしい限りです。

普段は既存の外壁の上にそのまま新しく重ね張りしていくのですが、今回は下地の外壁の傷みがひどいこともあり、これ以上水に濡らさぬよう、透湿防水シートを張ってから施工することにしました。

(通気胴縁を付けるか付けないかは業者さんによってまちまちですが、樹脂サイディングのメカニズムを理解すれば、付けなくてもいいことが分かります)

今回はダッチラップデザインを採用頂きました。

樹脂サイディングの横張デザインのディテールは大きく2種類あって、

べベルサイディング

と、

ダッチラップ(ドイツ張り)

が選べます。

デザイン的な部分は好みですのでね。

続いて施工面。

こんな感じで枠部材に差し込んで納まります。

そして、樹脂サイディング独特なのがこのビスの打ち方。

よく見るときっちり打ち込んでおらず、浮かせてありますよね?

樹脂サイディングはその名の通り素材が塩化ビニル樹脂で出来ているため、温度変化によって大きく伸び縮みします。

ですので、もしビスでびっちりと留めつけてしまうと、サイディングの動きを止めてしまい至る所に膨らみが発生してしまうことになります。

なので、これでいいんです。

大工さん的にはきっちり留めたくなる気持ちはわかりますが…あえてラフでいいのです。

ということで、現在鋭意工事進行中です~。

最後に、樹脂サイディングのメリットをおさらいです。

  • ほぼ劣化しない(色褪せしないので塗り直しがない)

  • メンテナンスコストが無い(水洗いする程度)

  • 凍害が起きない(水分を吸収しない)

  • 部分張り替え(交換)が簡単にできる

  • 熱を蓄えない(遮熱効果)

  • とても軽い(耐震性に寄与)

  • 新築・リフォームどちらも対応

  • 準防火地域でも施工可能(防火構造認定取得済み)

なんという理想的な建材なんでしょう。

塗装屋さんの仕事を奪ってしまうので目の敵にされてしまいそうですが、ヤマミチでは積極的に推していきます( 'ω')ノ

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